■ ID | 365 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 海河流域中の内分泌かく乱物質が渤海湾に及ぼす影響 |
■ 著者 | 胡建英
北京大学城市環境学部 万(外字?) 北京大学城市環境学部 昭兵 北京大学城市環境学部 安偉 北京大学城市環境学部 楊敏 北京大学城市環境学部 杉崎三男 埼玉県環境科学国際センター 王効挙 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2002 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第四回中日環境保護技術検討会、平成14年9月2日 |
■ 抄録・要旨 | 近年、内分泌攪乱物質が社会的に大きな問題となっており、米国、日本等数多くの国は内分泌攪乱作用をもつと疑われている農薬等の合成物質の使用が禁止されている。しかし、中国(特に天津市)ではこのような有機塩素農薬(DDT、PCP、HCH等)の生産がまた継続されている。本研究では、海河流域中の内分泌かく乱物質の渤海湾への影響程度を把握するため、海河流域中の内分泌かく乱物質の分布及び渤海湾に与える可能な負荷を調べた。その結果、海河流域の水中のNPとNPEOs濃度はそれぞれ0.04-0.72と0.36-4.8ug/lであって、表面沈積物中のNEとNPEOs濃度は場所によって水より30-1,800倍高かった。PCPがすべてのサンプリング地点で検出され、その最高濃度は1.8ug/lもあった。また、幾つの地点からDDTとHCHも検出された。ダイオキシン類については、工場廃水が流入されている一つの河(南排汚河)の底質中の濃度は高かったが、渤海湾底質中のダイオキシン類の濃度は非常に低い値を示した。 |
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